浅井戸掘削工法の特徴
日本の平野部は沖積地盤が多く、沖積地盤には滞水層が広く分布しています。井戸掘削により地下水を揚水することが可能な地層ですが、10m以内の浅い地層に帯水層が見られる地域も多く見られます。この浅い層に井戸を掘削すれば、深井戸に比べて掘削費と揚水ポンプ費が低コストとなります。
当社はこの浅井戸掘削システムを開発し、富山県内で200件以上と、多くの方に低コスト井戸を提供して参りました。
グランテックの浅井戸掘削システム
- 2重管の下部より水噴射を行いながら、バイブロハンマーにて、ケーシングを地中に打ち込んでいく
- 下ケーシングを打ち終わったら、所定の長さになるまでケーシング継足を繰り返し、打ち込みを行う。
- 内管を引き抜き、外管のみを残す。
- 塩ビ製の井戸ケーシングを挿入し、外管との間は、フィルター砂利を充填する。
- 外管を引き抜き井戸完成
浅井戸掘削システムの仕様
掘削用具一覧
機器名 | 仕様・能力 | |
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車載式クレーン | 4t車・2.9t吊り | |
バイブロハンバー | 5HP | |
発電機 | 200V・13KVA | |
掘削方式 | 二重管水圧ジェット掘削 | |
引抜方式 | 油圧式引抜機 | |
掘削管仕様 | 外管外径 | 100㎜ |
外管内径 | 100㎜ | |
内管外径 | 90㎜ | |
継足法式 | ネジジョイント | |
最大掘削長 | 22m | |
先頭管長 | 2m又は6m |
ストレーナー管仕様
管規格 | VP50 |
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継足法式 | 角ネジジョイント |
スクリーン管規格 | VP40 |